どうも、なりおです。
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〜なりおって何者?普通の銀行員だった23歳が
たった1年半でインスタ起業するに至った僕の全てを初公開〜
・読者の心理ってどうやって勉強しよう
・反応が高いコピーってどうやって書くの?
といった疑問を持っている方の悩みが解決できる記事になっています!
大学時代、”行動経済学”を専攻していた僕だからこそ提供できる知識を紹介していきたいと思います。
今回お伝えする行動経済学は知っているか知らないかの差にすぎません。知っていれば読者の心を動かすコピーが書けますし、逆に知らなければ読者の心を動かせないコピーを書くハメになります。
この記事に出会ったあなたは、本記事をしっかり読み込むことで前者になれるでしょう。
目次(タップすると該当箇所に飛べます)
行動経済学とは?
経済学と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実際は全くそんなことはありません。
まずは従来の”経済学”と今回紹介する”行動経済学”の違いについてお話ししていきましょう。
従来の一般的な”経済学”
一度は耳にしたことがあるであろうマクロ経済やミクロ経済など、従来の一般的な経済学では”人間は常に合理的である”という前提に立っています。
・人は値段が高いものより、安いものを必ず手にする
・海にサメがいたら危険を感じて入らない
・無駄なモノは絶対に買わない
上記のように一般的な経済学は”完璧な人間”の行動モデルを追求しているわけです。
完璧な人間とは、損得勘定のような経済的な合理性のみによって個人主義的に行動する人間を指します。
従来の一般的な経済学=人間はいつどんな時も合理的な判断をするという前提に立っている
という認識を持ってもらえたら十分です。
行動経済学
一方で行動経済学とは、”人間は必ずしも合理的であるとは限らない”という立場の学問です。
先程の例で言うと
・多少値段が高くても良いなと思ったら購入する
・サメがいても人は夏になると海に入る
・無駄だと思っているモノでも衝動に駆られて買うことがある
のように、一見すると人は合理的ではない行動もとっているわけです。
そんな人間の行動について心理学と経済学を組み合わせたものが”行動経済学”になります。
行動経済学=人は合理的ではない行動も取るものだ
という認識でOKです。
行動経済学とビジネスがどう繋がるのか?
ここまでで一般的な経済学と行動経済学の違いについて理解できたかと思います。
一般的な経済学
→人間はいつどんな時も合理的な判断をするという前提に立っている
行動経済学
→人は合理的ではない行動も取るものだ
でしたね。
では、この行動経済学がビジネスにどう繋がっていくのか見ていきましょう。
私たちの生活はかつての”大量生産・大量消費時代”に別れを告げ、成熟期に入っています。なので、従来のように”安いから買う・便利そうだから買う”といった合理性だけでは消費者の行動を予測することが難しくなりました。
成熟化した現在における消費者の購買動機は”企業への共感・周囲への見栄”など、かつての値段や利便性という概念を超えているのです。だからこそ消費者の深い心理状態まで理解しないとビジネスの成功は見込めないという社会に突入しているというわけです。
行動経済学を学び、消費者の心理を深く理解しないとビジネスにおける成功は見込めない
インスタ発信で活かせる行動経済学9選
ここからは、インスタなどSNSでの発信やマーケティングにおいて消費者の反応を高めるための方法を9つに厳選してお話していきたいと思います。
1.プロスペクト理論
2.アンカリング
3.サンクコスト
4.ウィンザー効果
5.現状維持バイアス
6.バンドワゴン効果
7.ザイオンス効果
8.返報性の法則
9.おとり効果
1.プロスペクト理論
人は得することよりも、損失を被ることをかなり嫌う生き物であるという性質を表すのがプロスペクト理論です。
問い:どちらかを選択してください。
A:無条件で1万円が必ず手に入る
B:ジャンケンで勝ったら2万円手に入るが、負けたらお金は手に入らない
上記の質問をすると、多くの人がAを選択して確実に1万円手に入れようとします。
問い:今、無条件で1万円を得たとします。次の行動はどうしますか?
A:ジャンケンをして勝ったらさらに1万円手に入るが、負けたら手元にある1万円は回収される
B:ジャンケンは行わない
上記の質問をすると、ほとんどの人はBを選択して手元にある1万円を守ろうとします。
つまり
利益が手に入る可能性がある際は”利益が手に入らないこと”を、損失に繋がる可能性がある際は”損失すること”を回避しようとする傾向がある。これがプロスペクト理論です。
2.アンカリング
最初に印象的な数字や情報を相手に提供し、その後の意思決定に影響を与えることを指します。
✔️通常価格15000円のところを今だけ4800円で販売します!
上記のように、初めに15000円という数字を見せることで、その後見せる4800円という数字が安く見えるといった効果を狙ったものがこのアンカリングになります。
3.サンクコスト
”かけたお金や時間がもったいない”と思わせるのがサンクコストです。
✔️本をせっかく勝ったけどつまらない。でもお金払ったし最後に読まないともったいないよな”
上記のような”お金や時間を無駄にしたくない”という心理に陥った経験は何度かあるのではないでしょうか?
そんな費やしてしまって取り戻すことのできない時間やお金のことをサンクコストと言います。
4.ウィンザー効果
本人が直接訴えかけるよりも、第三者を通じた口コミや情報の方が信頼が増すという心理効果を指します。
✔️ケーキ屋さん
→店員さんが”Aというケーキがオススメです”と言うよりも、友達の意見やネットの口コミから”Aというケーキはオススメです”という情報を得た方が信じやすい
他にも、本人に直接褒められるよりも、間接的に第三者を通じて褒められた方が嬉しさが倍増するというように、口コミ情報を第三者が発信することで当人の心が動きやすい傾向にあるのです。
5.現状維持バイアス
目先の利益にどうしても目がいってしまう心理を指します。
問い:どちらを選択しますか?
A:今この場で5万円もらえる
B:1年間待てば7万円絶対にもらえる
多くの人はAを選択します。1年も我慢できず、今すぐ受け取りたいという欲がまさってしまうわけです。
このように長期的な利益よりも、目先の利益を選択したくなるのが現状維持バイアスです。
6.バンドワゴン効果
多くの人が支持しているモノを見ると、自分も自然と支持したくなるという心理を指します。
✔️大行列のあるラーメン屋さんを見て、人気があると錯覚して自分も並びたくなる
✔️先日、タピオカが大ブームとなったのも周囲の人がこぞって飲み始めたのをSNSで知って自分も飲みたくなったから
上記のように、人が持っているから自分も欲しくなったり、流行に乗り遅れたくない、という心理が働いて需要が増加するのです。
7.ザイオンス効果(単純接触効果)
同じ人や同じモノに接する回数が増えれば増えるほど、その人やモノに対して好感を抱くようになるという心理を指します。
✔️1週間に1回しか会わない人よりも、毎日会う人の方が仲良くなる可能性が高いし、交換も持ちやすい
シンプルですね。ビジネスにおいても1回接触するだけでなく、何度も繰り返し接触することで好感を持ってもらうように仕向けるのも1つの戦略です。
8.返報性の法則
相手から受けた計らいに対して、”お返し”をしたい感情を抱く心理を指します。
✔️友達に助けてもらったら、次は自分が友達を助けてあげたくなる
他にも、旅行のお土産をもらったら、自分が今度旅行に行った時にお土産を買って渡したくなったりなどですね。
9.おとり効果
松竹梅なんて言ったりもします。ある商品を買ってもらうために、全く選ばれない商品を選択肢の1つとして提示することで、買ってもらいたい商品が選ばれやすくなることを指します。
商品A:30000円
商品B:50000円
商品C:90000円
上記のように3つの選択肢を並べると、多くの人は間をとって商品Bを選択します。
まさに商品A、Cは、商品Bを売るための”おとり”というわけです。
インスタ発信で活かせる9つの行動経済学【まとめ】
以下が今回紹介してきた9つの行動経済学です。
1.プロスペクト理論
2.アンカリング
3.サンクコスト
4.ウィンザー効果
5.現状維持バイアス
6.バンドワゴン効果
7.ザイオンス効果
8.返報性の法則
9.おとり効果
今の時代、お客さんの心理を深いところまで理解しなければ、どれだけ素晴らしい商品やサービスを扱っていても購入には繋がりません。今回解説した行動経済学のことを深く知り、人の感情に寄り添ったコピーを書くことでより高い効果が期待できるでしょう。
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